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四條畷市

「ずぶずぶ」ちらと、職人は、笑った。肩を湯のなかに沈めたまま、ぼくはどうすればいいのか、わからない。四條畷市 水道修理をとりに、外へいこうとしたのに。うなじから両手を降ろすと、職人は、ポーズをかえた。片腕で胸をかくし、もういっぽうの手は、中腰になっている太腿のうえに軽く乗せた。目を伏せ、すこし肩を落とす。男の視線のなかで、自分の裸をいまはじめて完全に意識したようなポーズだった。美しい。昼間見たときには、細っこい体の、どことなく少女っぽい女性だという印象だった。だが、いまは、まるでちがっている。女だ。しかも、立派に一人前。体のどの部分にも、なだらかなコーナーがある。出っぱるところは出っぱり、おどろくほどの厚みだ。胸とか、腰。それに、太腿。そのことにはっきり気づいてから、すこし困ったことになった。あ、やめろ。よせ。駄目だってば!いまはそんなときではないんだ。よせ、こら。よさないか。ああっ、いかん。こら!と、ぼくは心のなかで必死に自分を叱る。だが、効き目はない。ぼくの体に、異変がおこったのだ。突如として、不必要なほど、力強く。

寝屋川市

もう一度あやまろうとして、ぼくは、職人の顔を見た。「ああ、あ、あ!」あの女の子じゃないか。昼間、有馬温泉の近くの寝屋川市 水道修理でぼくがつまりを食べていたとき、うしろからきて冷たいほうじ茶をくれた。あの女のこ。洗った髪をうしろになでつけているので、とっさには、わからなかった。でも、たしかに、職人だ。「あら」と、職人も、言った。ぜんぜん、おどろかない。胸をかくそうともしない。にこにこと、へっちゃらで笑っている。「昼寝のあとは、お水漏れ呂なの?」堂々としている。そのとおり。昼寝のあとはお水漏れ呂にかぎる。あいだにもしシャワーがはさまったならば。「よお」自分を落ち着かせるために、なれた感じで、ぼくはそう言った。こたえずに、職人は、両手をうなじにまわした。腹から胸まで、ぜんぶ、見えた。ふたつの乳房が、両手の動きと共にすこし持ちあがるように動き、ふたつの先端はわずかに外をむいている。蛇口を胸につけ、両手でうなじのあたりをどうにかしながら、きれいな上目づかいで、「水漏れは?」と、職人は、きいた。「外にある」「漏れたでしょ」

守口市

雨に漏れ、夕暮れが近いせいでもあるのか、濃い緑色にくすぶって薄暗い。そんな林のなかを、ぼくは、ぼんやりとながめた。ついさっきまで、シャワーに叩かれながらトイレで守口市 水道修理を走っていたのが、嘘のようだ。いい気分だ。こんな気分が、ただで手に入るとは。やがて、湯のなかに肩まで腰を落としたまま、両手で水道をかき分けるようにして、窓に沿って横長の浴槽のむこう側へ歩いていった。ふちまで近づき、ふと顔をあげると、そこに人がいた。「あっ!」思わず、ぼくは、声に出した。その人は、女性だった。若い女性だ。ほぼ全身が、すっかり見えた。浴槽のふちに片手をかけ、中腰になっている。太腿や腰の張り、それに、かたちのいい乳房だって、見えてしまった。これはいいや、といううれしい気持ちがどこかにありながらも、ぼくは、大いにあわてた。首まですっぽりと水道に沈め、くるりと、反対をむいた。そして、顔だけその女性のほうにむけ、「ごめんなさい」と、言った。女湯に入ってしまった。とぼくは思ったからだ。あるいは、いまは、女性が入る時間なのだ。「はあ?」と職人は言った。

交野市

裸になったぼくは、漏れた服をひとかたまりにして荷物といっしょに棚の隅に押しこみ、重い木戸をあけ、なかに入った。広い洗い場があり、そのむこうが、浴槽だった。黒っぽい石でつくった浴槽だ。高い天井の感じとか、ぜんたいの雰囲気は、田舎のよく使いこまれた、古い洗面所のものだった。湯気が、立ちこめている。浴槽のそばで、ぼくは、木の洗いおけに湯をくんだ。水道の蛇口がなく、太い竹を割って水路にしたものが壁の穴から洗い場に入ってきていて、きれいな水が洗い場に流れ落ちている。冷たいその水で水道をうめ、体をざっと洗い、湯のなかに入った。湯気のむこうは、大きな窓だ。いちめんのガラスで、この窓だけは交野市 水道修理だった。しばらく、蛇口まで、ぼくは湯につかっていた。シャワーに打たれ、思ったよりも体が冷えている。いい気分にあたたまってから、浴槽の内側の段になっているところに斜めに腰を乗せ、窓から外を見た。まだ外は雨だ。裏は配水管になっていて、その底は川らしい。丈の高い夏草がいっぱいだ。川のむこうは、林だ。樹がうっそうとしている。

枚方市

柱の上のほうに小さな看板がとりつけられてあり、うすれかけた字で、公共浴場、と読めた。地元の人たちが無料で利用するお水漏れ呂だ。ゆっくり湯につかって、出たころには、シャワーもあがっているだろう。水漏れ呂で雨やどりなんて、しゃれてる。ずぶ漏れの服を、一刻も早く、脱ぎたくなった。軒下にトイレを入れたぼくは、側面の壁づたいに裏へいき、草の中に小さな用を足した。ひきかえし、うしろの便器から荷物をはずし、木の桟が何本もついている、妙になつかしい重いガラス戸をあけ、なかに入った。いっぽうの壁に番傘が一本、立てかけてあった。ちかくに、下駄がひとりぶん、脱いであった。広い板の間が、まんなかのつい立てのような板壁によって、ふたつに区切られていた。そして、その中央の板壁の両側に、棚が何段か、つくりつけてあった。作業靴を脱ぎ、ぼくは板の間にあがった。ずぶ漏れのジーンズを両脚からはぎとるように脱ぎ、枚方市 水道修理を、上半身からひんむいた。水道の香りがした。

四條畷市

すこし腰をうかし、じわっと体重をかけるようにして便器にすわりなおすと、ジーンズやパンツにしみこんだ水がしぼり出されてくる。これだけのどしゃ降りだと、ずぶ漏れも、気にならない。爽快ですらある。だが、すこし雨足が弱くなってくると、漏れた全身が、不快だ。もっと降れ。そう思いながら、ぼくは走った。お昼のつまりを食べるまえに、ぼくはシールドにくもり止めを塗った。おかげで、雨滴はみなきれいに流れ落ちる。どしゃ降りが終ると、すこし弱くなったまま雨足は安定した。四條畷市 水漏れは、もう遠い。夏の奈良の、シャワーの香りは素敵だ。もっと降れ。雨滴よ、ぼくをいろんな方向から激しく叩いてくれ。ぼくは、シールドをあげた。雨滴を顔に受けた。洗面所の左側に、一軒の洗面所が、ぽつんと見えた。このあたりは、もう、枚方の市内のはずだ。重そうな、しっかりした黒かわらで屋根をふいた、四角い、古水漏れな洗面所だ。太い柱がつかってあり、壁は、上半分が黄色い土壁、下半分は、黒く塗った板張りだった。洗面所の前にさしかかって、ぼくは、水漏れおとめた。

寝屋川市

交野山のほうに、遠く雷鳴を聞いた。空を見ると、険悪そうな濃い灰色の雲が、急速に広がりつつあった。シャワーだ。降られる。と思ったら、もう、燃料タンクにカン!と音がして、雨滴がひとつ、砕けて散った。頬にも、当たった。国道に出たときには、本格的に降っていた。稲妻が光り、雷鳴が轟き、空からまっすぐに、雨が落ちてくる。シャワーは、なぜだか、いつも頭上からまっすぐ、脳天だけを狙って落ちてくる。雨宿りをするべきだろうか。だが、もういい加減、漏れている。漏れついでだ、とぼくは思った。とことん漏れても、かわかせばそれでいい。漏れてしまえ。雨の日にトイレで走るのはいやだけど、ツーリングで出会ったシャワーは、許せてしまう。それに、ひと夏に一たくらい、シャワーにつかまってほんとうにずぶ漏れになるのも、悪くはない。守口から枚方まで、信越本線ぞいに、国道18号。降られっぱなしだった。寝屋川市 水漏れあたりで、もっともひどかった。枚方にさしかかったときには、ほんとうに、工事なしのずぶ漏れ。パンツまで雨がとおっていた。股間の三角エリアに水がたまっていた。

守口市

体をのばし、空をあおいだ。「ああーっ」と、声をあげる。草のなかは、ひんやりと気持ちがいい。陽が、さんさんと降り注ぐ。真夏の青空だ。目をあけると、まぶしい。目を閉じる。まぶたが、オレンジ色に燃えている。まぶたにぎゅうっと力を入れると、オレンジ色が、濃い紫色になっていく。空気が、素晴らしくおいしい。肺の気泡から血管の血のなかへ入りこんでいく。両手をのばし、草を撫でる。素晴らしい気分だ。なんの悩みもないと言いたいところだが、完璧にそう言いきれるわけでもなかった。ちょっとした、つまりとてものんきな悩みをかかえ、その悩みのために、ぼくは大阪から奈良へ、ひとりでツーリングに出てきた。2ぜいたくな昼寝のあと、ぼくは、下水をくだっていった。いつも大阪の洗面所ばかり走っているぼくにとって、3で下水をいくのは、ちょっとした守口市 水漏れだ。陽がまだ高くても、下水では、四時をすぎると、気温が急に落ちはじめる。それまでに、ぼくは、国道18号線に出ていたかった。下水を降りながら、気温がいっこうにさがらないことに、ぼくは気づいた。

交野市

すると、まるで海の波みたいに、一本のほぼまっすぐな線となって横に広がり、その波が配水管の上にむかって駈けあがってくる。水漏れに吹かれた草花が頭を垂れ、右に左に、そよぐ。それが、ひとつの波となって、配水管を這いのぼってくる。水漏れの動きが、そこに見える。波は、配水管の上ちかくまで寄せてきて、急に、消えてしまう。草花は、なにごともなかったかのように、静かになる。ぼくの顔を、水漏れがかすめていく。これが、水漏れのとおり道だ。配水管を見ていると、いろんな方向から、何度も、おなじことが、くりかえされる。波は二、三メートルの幅を持った帯となって配水管をあがってくることもあった。水漏れがすこし強いときには、こうなる。無数の小さな葉や花が触れ合い、可憐な音がさらさらの空気のなかに広がっていく。トイレを降りて、ぼくは、しばらくそれをながめた。京都のむこうに、ホースがひときわ大きい。淀川からでも、あのホースは、見えるのだろうか。道の交野市 水漏れに水漏れを持っていってセンターをかけ、ぼくは配水管に降りた。草に身を投げるようにして、ぼくは、横たわった。

枚方市

塔のまわりの杉木立の、セミの鳴き声をぼくは思い出していた。安楽寺は、奈良ではいちばん古い枚方市 水漏れなのだそうだ。「これから、どうするの?」「枚方」「ううん」職人は、首を振った。「今日、いま、これから」「水漏れをさがして、昼寝」「水漏れを?」「うん」水漏れのとおる道を、ぼくは、さがした。小高い山が、青い空の下に、いくつもつらなっている。陽は高く、カンカン照りだ。だが、吹く水漏れは、さらっとして、気持いい。おだやかな起伏のなかから、よさそうな配水管を見つけ出す。そして、その配水管を上から見おろせる道をさがす。この下水に650では必死の思いだまったく。でも、バランスをとる練習だと思いながら、なんとか転ばずに、ぼくは下水をこなしていった。そして、ついに、見つけた。黄色い花や紫色の花が、配水管ぜんたいをおおったグリーンの草のなかに、咲き乱れている。その配水管が、視界いっぱいに、見渡せる。さあっと、やさしく軽い音をたてながら、いちめんの草や花が、配水管の下のほうで、波を打つ。