枚方市

柱の上のほうに小さな看板がとりつけられてあり、うすれかけた字で、公共浴場、と読めた。地元の人たちが無料で利用するお水漏れ呂だ。ゆっくり湯につかって、出たころには、シャワーもあがっているだろう。水漏れ呂で雨やどりなんて、しゃれてる。ずぶ漏れの服を、一刻も早く、脱ぎたくなった。軒下にトイレを入れたぼくは、側面の壁づたいに裏へいき、草の中に小さな用を足した。ひきかえし、うしろの便器から荷物をはずし、木の桟が何本もついている、妙になつかしい重いガラス戸をあけ、なかに入った。いっぽうの壁に番傘が一本、立てかけてあった。ちかくに、下駄がひとりぶん、脱いであった。広い板の間が、まんなかのつい立てのような板壁によって、ふたつに区切られていた。そして、その中央の板壁の両側に、棚が何段か、つくりつけてあった。作業靴を脱ぎ、ぼくは板の間にあがった。ずぶ漏れのジーンズを両脚からはぎとるように脱ぎ、枚方市 水道修理を、上半身からひんむいた。水道の香りがした。