四條畷市

「ずぶずぶ」ちらと、職人は、笑った。肩を湯のなかに沈めたまま、ぼくはどうすればいいのか、わからない。四條畷市 水道修理をとりに、外へいこうとしたのに。うなじから両手を降ろすと、職人は、ポーズをかえた。片腕で胸をかくし、もういっぽうの手は、中腰になっている太腿のうえに軽く乗せた。目を伏せ、すこし肩を落とす。男の視線のなかで、自分の裸をいまはじめて完全に意識したようなポーズだった。美しい。昼間見たときには、細っこい体の、どことなく少女っぽい女性だという印象だった。だが、いまは、まるでちがっている。女だ。しかも、立派に一人前。体のどの部分にも、なだらかなコーナーがある。出っぱるところは出っぱり、おどろくほどの厚みだ。胸とか、腰。それに、太腿。そのことにはっきり気づいてから、すこし困ったことになった。あ、やめろ。よせ。駄目だってば!いまはそんなときではないんだ。よせ、こら。よさないか。ああっ、いかん。こら!と、ぼくは心のなかで必死に自分を叱る。だが、効き目はない。ぼくの体に、異変がおこったのだ。突如として、不必要なほど、力強く。